「古川ひろのりの軍曹つれづれ草」~部下育成、子供教育、女性活躍推進は、同じポリシーでいける~

こんにちは、「一般社団法人彩志義塾(さいしぎじゅく)」の古川裕倫です。

彩志義塾では、企業向けにダイバーシティ・女性活躍推進の講演・研修を提供し、
女性幹部育成のためのセミナー「立志塾」を主催しています。

今日の「軍曹つれづれ草」は、「独立自尊」についてです。

【今日のコラム】

「独立自尊」は、福沢諭吉先生の言葉として有名だ。
実に意味深く、よい言葉である。私(古川)の座右の銘の一つでもある。

「個人の独立なくして国家の独立なし」と福沢先生は言われた。
「個人が独立して初めて国家が独立できる」、
「天下国家を言う前に個人が独立していよ」とおっしゃる。

私は、「独立自尊」は部下育成、子育て、
そして女性の活躍についても通じることだと思っている。

部下をどこまでどうやって教育するかについては、いろいろ議論はある。
厳しくあったり、優しくあったり、上からドスンとティーチングしたり、
優しくコーチングしたり、やり方は山とあれど、目的は早く自立させることではないだろうか。
自分で考え行動する人間に育てることではないか。
つまり、自立させること、独立自尊である。

我が家の近所の幼稚園に午後3時ぐらいに母親たちが迎えにくる。
幼稚園児が持てるように設計された軽くて小さなランドセルを母親が自分の腕に抱えて、
母親同士が立ち話をし、そしてそのまま園児を連れて帰っていく。
「なぜそのランドセル子供に持たせないんですか?」と私は言いそうになる。

ドヤドヤと電車に乗ってきた親が、私が座っている隣の空席に
2人の小学生ぐらいの子供を「空いてるわよ、座りなさい」と座らせる。
よく見るとその親のご両親らしき人たちも一緒である。
「子供じゃなくて、ご両親に座ってもらったらどうですか?」と言いたくなる。
そう思って、あきれて席を立ったら、「二人しか子供はいないので、
席を譲ってもらわなくて結構ですヨ」ときた。言葉は悪いが、バカ親である。
私は、子供がかわいい気持ちはわかるが、
度を超えていたり、子供のためにならないかわいがり方はどうかと思う。
だから、「親バカはいいが、バカ親はいかん」と申し上げている。

ちなみに、海外では一般的に子供に対する躾は日本よりはるかに厳しい。
電車のなかで、一人で立っていられる子供を親に優先して座らせる方が珍しいであろう。

一つしか席が空いていないなら、弟子ではなく師匠、
部下ではなく上司が座って当たり前と思う。であれば、子供ではなく親が座るべき。

自然の順番でいけば親が先に死ぬのだから、子供が自立するよう育てるべきかと思う。
いつまで経ってもバカ親では、子供は自立しない。
「親離れ、子離れ」という言葉があるが、私は「子離れ」の方が難しいと思う。

当たり前だが、子供はペットではない。どちらもかわいいが、
将来自立べき人間とずっとペットでいる動物とは、そもそも根本的に違う。
だから、子供が早く独立できるよう、厳しさと一個人としての尊敬の念を持って育てるべきと思う。
つまり、「独立自尊」である。

私は、ダイバーシティ・女性活躍推進論者であるが、女性に「独立自尊」を言いたい。
優しさ、経済力、外見など理想の男性スペックばかりを待ち望んでいるのではなく、
自分を磨き、高め、独立自尊を実行してもらいたい。
もちろん、仕事だけをすべきと言っているのではない。
独立できる自分でありながら、仕事もライフイベントもチャンとして欲しいという意味である。

昨今、ボランティア活動が我国に根付き始めて素晴らしいと思う。
あるイベントでボランティア活動を長期にしている人たちにお話をうかがう機会があった。
すばらしいイベントではあったが、懇親会で「どうやって生計を立てているのですか」と聞いたら
「親からお金をもらっている」との返事があった。
私は、「うーん」と思ってしまった。

独立自尊とは、広い分野に通じるすばらしい考え方だと思う。
読者の皆様にも一万円札を使う際に、考えていただきたい。

【お知らせ】

1、一般社団法人主催「立志塾」見学
立志塾第4期は以下のスケジュールで開催します。

10月10日
11月14日
12月12日
(2016年)1月9日
2月13日
3月12日

毎月第2土曜日10:00から17:00までのプログラムですが、
午後14:00から17:00までをご見学いただけます。
(「幹部となるときに知っておくべき会社の基礎知識」、「会社役員・ロールモデルとのラウンドテーブル」)
ご興味のある会社様は、事務局までお申し込みください。info@saishi.or.jp

2、オープンセミナー

私(古川裕倫)が講師をするオープンセミナーが近々ありますので、
ご案内いたします。
お申込みは主催者に直接お願いします。
備考欄に古川裕倫紹介としていただくと、5000円の割引となります。

(1)女性向け「GIRLS BE AMBITIOUS!〜女性が知っておくべき男性のホンネ〜」

  男性上司がどう考えるか、何を求めているかなどを、分かりやすく女性にお話します。
  10月2日(金)14:00〜17:00
  http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_15282.html

(2)男性向け「幹部が知っておくべき女性活躍推進のポイント
               〜女性活用を業績向上につなげる〜」

  男性(中心の)中間管理職に対して、
  男性がホンネで語る「知っておくべき女性活躍のポイント」。
  女性活躍推進が進んでいる企業でもこういう研修が今後必要となってくると思います。

  10月22日14:00〜17:00
  http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_15283.html

「古川ひろのりの軍曹つれづれ草」大切なゲストとの宴会のマナー~勝手にしゃべらないで、人様の話を聞こう~

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   ■□ 「古川ひろのりの軍曹つれづれ草」

   ■■■ 部下育成・女性活躍推進のお役立ち情報

   ■■◆ FROM :一般社団法人彩志義塾代表理事 古川裕倫

      2015年9月16日
>>>◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「一般社団法人彩志義塾(さいしぎじゅく)」の古川裕倫です。
過去に名刺交換をさせて頂いた方にのみにお送りしています。

下のお知らせ欄に10月2日(金)14:00からのオープンセミナー
「GIRLS BE AMBITIOUS!ー女性が知っておくべき男性のホンネ」の
ご案内があります。割引あり。

http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_15282.html

彩志義塾では、企業向けにダイバーシティ・
女性活躍推進の講演を提供していますす。
https://saishi.or.jp/request.html

【お願い】
配信不要の方は、本メール最後の「配信停止・アドレス変更」URLより
ご解除ください。ご遠慮なく。

【今日のコラム】

大切なゲストとの宴会のマナー
ー勝手にしゃべらないで、人様の話を聞こうー

一般社団法人彩志義塾(さいしぎじゅく)が主催している
「女性のための立志塾」では、懇親会(飲み会)も大切にしています。

私(古川)も昔、先輩から教えられたことなのですが、
酒の席のマナーについても、塾生に厳しく言うことがあります。

土曜1日フルタイムの立志塾の目玉講座は、現役女性役員を迎えて、
ロールモデルとしての話を聞き、意見交換するラウンドテーブル。
終了後、ゲストと一緒に毎回近くのお店で懇親会をしています。

お客さまと一緒の時だとか、ゲストスピーカーのような大切な人が
参加しているような飲み会では、
キーパソンの話を聞くところから始めるべきかと私は思っています。

男性ばかりの会であれば、キーパソン以外は、
とりあえず聞く方に回る傾向にあります。
キーパーソン1人がまずしゃべり、そして、次の人がキーパーソンへ返事をしたり、
キーパソンに質問をしたり、1人ずつ順番にしゃべります。
例えば、8人席だと、1人がしゃべって7人が聞いているという状態が続きます。

話題についても、1つの話題があるていど一巡するまで続き、
「話は変わりますが」とか「ところで」とか言って次の話題に移っていきます。

残念ながら女性が多い会合では、多くの場合、
その場の「耳を傾けるべき人」のことをまったく考えずに、
着席したとたん自分の目の前にの女性や隣の女性に、ドーーーと話しかける。
特に急ぎの用でもなく、たわいもないことでも、堰を切ったように話し始める。
これって、なんなんだろう。
だから、8人席ともなれば、その場が1つの話題とは決してならず、
つねにいくつかの話題をいくつかのグルが話しています。

「二度と聞くことができないかもしれない人の話」を聞こうともせず、
「自分が学ぶべき人」が同席していることも一向にかまわず、
とりあえず、向いや隣の人としゃべり始める。

女性活躍推進に最大注力している私も、これには閉口してしまう。

「コラー、人の話を聞きなさい。つまらん話はヤメロー」と小生は、
こういうときに声を上げるのであります。

もちろん言えばすぐに納得しくれるのですが、言わないとわからない。

これに類するのが、カラオケの場面でもあります。ダメな男性も大勢います。
お客様をカラオケに連れて行ったら、それなりのことを考えろと私は言いたい。

1、「お客様ドーゾ」ではなく、「オマエが最初に歌え」。

2、お客様に「歌ってください」と言うのだったら、
歌っている間は「聞いていろ」、です。
お願いしておきながら、隣の人とベラベラしゃべっているのは、
「コノヤロー」でしかありません。
合いの手や手拍子などやることがあるだろう〜、雰囲気を盛り上げるために。

私の商社時代の上司は、接待の翌日、片足を引きずりながら
出社してきたことがよくありました。「どうしたのですか?」
「いや、タンバリンを太ももにぶつけすぎて脚が腫れた」

「人の話も聞け」「人を誘うなら人の歌も聞け」というお話でした。
つまり、思いやりマナーですね。

【お知らせ】

1、古川裕倫が次のセミナーの講師をします。直接お申し込みください。
「古川裕倫からの紹介と備考欄に書いていただくと、5000円の割引となります。

  −−−−−−−−SSKセミナーのご案内−−−−−−−−−−−

[日 時]

2015年10月2日(金) 午後2時〜5時

[テーマ]

GIRLS BE AMBITIOUS!
女性が知っておくべき男性のホンネ

http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_15282.html

[講 師]

古川裕倫

[会 場]

SSK セミナールーム 

東京都港区西新橋2−6−2 友泉西新橋ビル4F

[重点講義内容]

2009年に「女性が職場で損する理由」を出版したのは、
そもそも女性があまり活用されていない会社(三井物産)と
女性の目が輝いている会社(ホリプロ)を経験して、女性活躍推進に
興味を持ち、それから女性活躍推進の重要性を説く活動を続けている。

学者でも研修のプロでもない。ずっとビジネスパーソンだったので、
組織や顧客に成果が見込めない仕事はしない。必ず、なんらかの
成果を出せるという自負あっての、活動。本活動は信条である、

「後世に順送りする」社会的精神と直結している。「研修屋」ではなく、
気骨を持った「ミニ教育機関」でありたい。そんな古川講師に
これまでのビジネス経験をもとに「女性が知っておくべき男性の
本音」を赤裸々に語っていただきます。

1.「チャンスを与えられたら受けるべきかどうか」、
  「重責を負いたくないVS挑戦したい」という気持ちを
  整理しておこう

  −リーダーになることをどう考えるか。
  ロールモデルがいないとも言えるが。
  ブルーオーシャンそのものとも言える。

2.十分に発揮されていない女性の能力を知っておこう
  笑顔、会話力、営業力、思考力など

3.男性の問題もあるが、女性の問題もある
  (コンフォートゾーン、成果を出す)

4.男性も女性も大きな志を持つ必要性とは(レンガ職人)

5.知っておくべき仕事場の共通ルール
 (1)結果とプロセスの評価を知っておく
 (2)数字の大切さを知っておく
 (3)コミュニケーション(結論ファースト、完結明瞭な説明)
 (4)異動・経験の重要性を理解しておく。自らアピールする

6.女性向け5S
  「さわやかに、しなやかに、芯をぶらさず、積極的に、したたかに」
  世の中の5S「整理、整頓、清掃、清潔、躾」

7.具体的対策
 (1)自分からキャリアのことを話す
 (2)自分から仕事を取りに行く
 (3)成果・数字へのこだわりを持つ 
 (4)中長期的・戦略的な考えをする

8.成功事例

9.結論 独立自尊(福沢諭吉)

10.質疑応答

[PROFILE 古川 裕倫(ふるかわ ひろのり)氏]

1954年生まれ。早稲田大学商学部卒
1977年 三井物産入社、23年間勤務
      (エネルギー本部、情報産業本部、業務部投資総括室)。
      内、ロサンゼルス・ニューヨークに10年間勤務
2000年 株式会社ホリプロ入社(取締役執行役員経営企画室など)
2007年 株式会社リンクステーション代表取締役副社長
2008年 株式会社多久案代表(現在)
 同  年 世田谷ビジネス塾塾長(現在)
2014年 一般社団法人彩志義塾 代表理事(現在)

■女性活躍推進に関する著書
「女性が職場で損する理由」(古川裕倫、扶桑社、女性向け)
「一生働く覚悟をきめた女性たちへ」(古川裕倫、扶桑社、女性向け)
「女性を活用できる上司になる」(古川裕倫、扶桑社、男性管理職向け)
(その他、ビジネス書(リーダーシップ、部下育成など)22冊、
 連載日経BPネット他)

−−−−−−−−−−−−−−申込要領−−−−−−−−−−−−−−

●受講料
 1名につき 32,400円(税込)
 同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,000円(税込)

●お申込みにあたってのお願い
折り返し受講証、請求書、会場地図をご本人様宛てにお送りします。
お申込み後、5日以内にお手元に届かない場合は必ずご一報ください。
(受講証は当日ご持参ください。)

※お客様のご都合でキャンセルされる場合は、「開催1週間前まで」
 にお申し出ください。
 その後のキャンセルは、お申し受けできませんのでご了承ください。

※ビル内は禁煙になりますので、ご了承の上お申込み下さい。

●お申込み方法
・下記URLのお申込フォームに、必要事項をご入力の上
 お申込ください。

  http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_15282_input.html

=============================

 http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_15282.html

こちらは、中間管理職(男性向け)の講座のご案内です。

http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_15283.html

2、立志塾第4期生申し込み明日閉め切りです!

http://kokucheese.com/event/index/291773/

「古川ひろのりの軍曹つれづれ草」~よそ者、ばか者、若者が、地域を変える~

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   ■□ 「古川ひろのりの軍曹つれづれ草」

   ■■■ 〜部下育成・女性活躍推進のお役立ち情報〜

   ■■◆ FROM : 一般社団法人彩志義塾代表理事 古川裕倫

      2015年8月27日
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彩志義塾では、
企業向けにダイバーシティ・女性活躍推進の講演を提供しています。
https://saishi.or.jp/request.html

女性活躍推進以外の古川裕倫の講演メニューはこちらです。

http://www.taku-an.co.jp/lecture.html

【今日のコラム】
「よそ者、ばか者、若者が、地域を変える」
〜ダイバーシティは、地方創成にも必要〜)

ダイバーシティ(多様化)は、職場や役員会のみならず、
地域創成など広い分野にも重要だと私は思う。
今日は、ダイバーシティと地方創成を考えてみたい。

群馬県利根郡みなかみ町では、
「よそ者」が町おこしの象徴となっている。

上越新幹線・上越線が、群馬県から
新潟県に入る手前にある群馬県みなかみ町。

谷川岳を源泉とする利根川脈々と続き、
首都圏の水源として昔から貢献してきている。
初夏には谷川の雪解けが、その水量をぐんと増やす。

自然の美しさとその水量を利用して、
ラフティングといって、ゴムボートで渓流下りをするスポーツが人気だ。
あとで触れるが、ここでラフティングの会社を始めたのは、外国人である。

みなかみは、利根川沿いの水上温泉郷として有名であるが、
温泉街としてはバブル崩壊後の痛手から
まだまだ回復はしているとは言いがたい。

他地域にある多くの温泉町と同様、バブル全盛期の過大投資から経営難になり、
営業していない元温泉旅館が街の町の半分ぐらいを占めているように見える。
昨今の景気浮上で多少の回復傾向はあるものの、
活気があって隆々としているとは決していえない。

一昔前であれば、大きな旅館から「ゆかた」を着たままで
ぞろぞろとゲームセンターや飲み屋に行くというイメージであったが、
こういう風景は大きく減って、シャッターが降りたままの店舗が多い。

理由は、社用での団体旅行が減ったためではないか。
むしろ今は、温泉街から離れた場所にある、
サービスなどがしっかりして特長ある比較的小型の旅館を個人客が利用しているように思う。
私も水上から5キロほど利根川を下った上牧温泉の辰巳館の大ファンである。
つまり、温泉は、B2B時代が終わり、今はB2Cが主流となったと思う。

話を戻すと、このみなかみ町を「よそ者」が変えている。

みなかみ町のバンジージャンプの会社を運営するチャールズ・オドリン社長は、
ニュージーランド人。
事業内用は、バンジージャンプイベントの企画、開催、運営、受託、地域振興事業。
最後の地域振興事業はすごい。
外国の会社が地域振興をやるというのだから。

株式会社キャニオンズは、利根川でのラフティングや
キャニオニング(天然ウォータースライド、滝壺への飛び込みなど)を行う
老舗の会社であり、マイク・ハリス氏が経営している。
こちらもニュージーランド人である。

日本でビジネスを展開しているこれら外国人は、
日本人ばかりではなく外国人にも発信し、
日本へのインバウンドビジネスにも貢献している。

かれら「よそ者」が、この地域の自然のよさを発見してビジネスを始めた。
普段自然と接している地元の人が思いつかない発想があったのだ。

「よそ者」と言えば、最近は、外国人観光客が撮っている写真や
映像からテレビ番組ができたりしている。
日本人が当たり前と思っていることが、外国人にとっては日本の素晴らしさであり、
そう言う視点をよく考えてみると、
なるほどわれわれ日本人にとってもおもしろいと感じるのである。

日本の地方創成も、新しいアイデアを思いつく「よそ者」がおり、
新しい案を町の「ばか者」が認め、
そして町の「若者」がそれを引き次ぐという流れではないだろうか。

「よそ者」「ばか者」「若者」という多様な人材やアイデア、
すなわちダイバーシティが、
イノベーションを生むのであり、これらに期待したい。

(追伸)私は、年に2度ほど連泊して、上牧温泉辰巳館で癒されております。
私の商社時代の後輩が経営しています。極楽です。
「命の洗濯」「ラフティング」「スキー」などに興味のある方は、
ご紹介をいたしますので、このメルマガにご返信ください。
ちなみに、このメルマガもMade in Tatsumikanです。

【お知らせ】

1、女性のための立志塾第4期生(本年10月〜来年3月)募集中です。
管理職や役員を目指しましょう。
募集は9月17日まで。企業派遣歓迎。

http://kokucheese.com/event/index/291773/

2、彩志義塾のオープンセミナーご案内。直接お申し込みください。

http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_15282.html

http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_15283.html

3、昭和女子大キャリアカレッジ「女性のためのビジネススクール」
  第3期生募集募集中。9月14日まで。

http://career-c.swu.ac.jp/requirements

4、社員の英語力アップのためにフィリピン留学をご検討の企業様は、
  以下にご連絡ください。小生が応援している志の高い、しっかりした学校です。

http://firstwellness.net

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「彩志義塾主催女性社員のための立志塾」が紹介されています。
    ↓   ↓   ↓   ↓   ↓

http://goodway.co.jp/fip/htdocs/joeyacpdb-3242/#_3242

101-0047 千代田区内神田1-11-10コハラビル306
一般社団法人彩志義塾(さいしぎじゅく)代表理事
古川裕倫(ふるかわひろのり)

携帯:090-2432-2799
著書:http://www.taku-an.co.jp/book.html
HP:https://saishi.or.jp
FB:https://www.facebook.com/FurukawaHironori

「古川ひろのりの軍曹つれづれ草」~ファーストカム・ファーストサーブ~

2015年8月11日

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   ■□ 「古川ひろのりの軍曹つれづれ草」

   ■■■  部下育成・女性活躍推進のお役立ち情報

   ■■◆ FROM : 一般社団法人彩志義塾代表理事 古川裕倫
>>>◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【今日のコラム】

前回、熊沢蕃山が師を求めての旅途中で聞いた飛脚と馬子の話に、
多くの方々から激励のメールをいただきました。
ありがとうございます。
汚れのない心を持って生きる人は、いつの時代もすばらしいのでしょう。

後段は、これから書きますので、しばらくお待ち下さい。

今日は、ファースカム・ファーストサーブ(First Come, First Served)
の話をします。
男女関係ありませんが、知っておきたい基本です。

ファースカム・ファーストサーブとは、その文字のとおり、
「最初に来たものに、最初に(食事などが)提供される」
という意味です。
列に並んだ先頭の人が最初に食事をもらえることもそうです。

私の人生で3番目に出会ったメンター島田精一さん
(https://saishi.or.jp/第1期立志塾.html)
が、あるときビル・ゲイツと面談して、
「世界のビル・ゲイツさんは、すごくお忙しいでしょう?」と聞いたそうです。
返事は、「いえ、スケジュールの通り動いているので、
そんなに忙しくはありません」と答えたそうです。
入れたスケジュールをそのまま順番にこなしているのです。
島田さんも、もちろん、スケジュール通りの人です。

私の若い頃(これでもあったんです!)、
ある日、私用電話で(携帯電話がない頃です)
モゾモゾと話していました。
電話を切ったとたん、上司が「なにをやっているんだ」と
私に大声で叱かられました。
私は、私用電話を詫びたのですが、上司は、こう言いました。
「そんなことを言っていない。オマエは、人との約束を変えただろう。
どうせ飲み屋の女性から電話があって、
若いヤツとの約束を変えていたんだろう」。
ズボシでした。

その先輩(私の2番目のメンター)のことをよく聞いてみると、こうです。
「人様とした約束を、自分の都合だけで変えるとは何事か。
一旦約束したことは、部下であろうと新入社員であろうと、ちゃんと守れ。
あとから社長から言われようと、きれいな女性から誘われようと、
最初のアポイントをたがえていけない。
ファーストカム・ファーストサーブだ」。
確かに、その先輩は、だれから電話があっても
「スミマセン、先約がありまして。。。」
とさわやかに断っていることに気がつきました。

振り返ってみると、自分は、「空いているかもしれない」
「空いていたら○○しよう」とか、いい加減な約束をしていました。
相手にとって失礼きわまりないことであることがあとでよくわかりました。

30代にもなって、「仕事でダメになるかもしれない」と
逃げを撃ちながらの約束は、プライベートの約束であってもいけません。
大事な約束があるなら、「明日は早く失礼します」と
前から周りに言っておけばいい。

ところで、フェイスブックは大変便利なツールであり、
私も愛用していますが、この登場でさらに
「ファーストカム・ファーストサーブ」がおかしくなってきている気がします。
いろんなイベントが並んで比較できるためか、
「いつまでも招待者に返事をせずに、当日ギリギリまで待って、
一番おもしろそう、一番おいしそうなイベントに参加する」
ということになっていないか。

自分にとっては、一番楽しいイベントに行きたいかもしれませんが、
相手にとっては、来るか来ないか分からないという、
大きな迷惑をかけているのです。
行かないなら行かないとサッサと決めることであり、NOも立派な返事です。

先日大学生中心の若手の会合に参加したときも、強くそう思いました。
参加・不参加がよく分からず、結局電話で確認していました。

部下を持つ先輩諸兄、我々が「ファーストカム・ファーストサーブ」を
率先垂範して、後輩に指導しようではありませんか。
社長から電話があっても、「先約があります」と蹴って、
新入社員との飲み会に行きましょう!

【お知らせ】

1、女性のための立志塾第4期生(本年10月〜来年3月)募集中です。
  募集は9月17日まで。企業派遣歓迎。

  http://kokucheese.com/event/index/291773/

2、一般社団法人彩志義塾のFBページです。

  https://www.facebook.com/saishi.or.jp

3、どなたかYouTubeの使い方を古軍曹にご教示いたけませんでしょうか?

4、社員の英語力アップのためにフィリピン留学を
  ご検討の企業様は、以下にご連絡ください。
  小生が応援している志の高い、しっかりした学校です。

  http://firstwellness.net

5、昭和女子大キャリアカレッジ
  「女性のためのビジネススクール」第3期生募集は、
  8月24日から9月14日まで。
 
  http://career-c.swu.ac.jp/requirements

6、前回のメールの反応ありがとうございました。
  引き続き「メルマガ読んでるぞー」「おもしろくないぞー」などの
  コメントをお待ちしておりまーす。
  このまま返信いただければ、着きます。必ずご返事いたします。

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101-0047 千代田区内神田1-11-10コハラビル306
一般社団法人彩志義塾(さいしぎじゅく)代表理事
「世田谷ビジネス塾」塾長 古川裕倫(ふるかわひろのり)

携帯:090-2432-2799
著書:http://www.taku-an.co.jp/book.html
HP:https://saishi.or.jp
HP:http://www.taku-an.co.jp
FB:https://www.facebook.com/FurukawaHironori

「古川ひろのりの軍曹つれづれ草「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」

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   ■□ 「古川ひろのりの軍曹つれづれ草」

   ■■■ 〜部下育成・女性活躍推進のお役立ち情報〜

   ■■◆ FROM : 一般社団法人彩志義塾代表理事 古川裕倫
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【今日のコラム】

今日は、女性活躍推進の話題ではありません。
しかし、経営者にも新入社員にも、
男性にも女性にも知っていてほしい話です。

お医者さんが必ずしも経営上手でないのは、
「お金儲け」に対するイメージの悪さというのがあるかも知れないと
あるドクターから先日聞きました。
たしかに、お金儲けありきのお医者さんであれば、尊敬もされませんね。
しかし、経営する以上は顧客サービスという観点からも
ちゃんとしてもらわないといけないのです。

現代風にいうと、営利団体はもちろん非営利団体であっても
サステイナビリティ(健全な持続性)がないといけません。
例えば、ある地域のお医者さんが食べていけなければ、
その地域の医療サービスを継続して提供できません。
ですから、経営が下手なのは患者側にとっても困るのです。

昔の話をしますと、
このサステイナビリティを考えていた偉人がたくさんいるのです。
江戸時代初期に近江聖人と呼ばれた中江藤樹は、
道徳を教えながら、金貸しをしたり、酒を売って生計を立てていたのです。

江戸後期に、諸藩から来て欲しいと乞われた
農村改革の二宮尊徳も
「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」
との言葉を残しています。

また、明治の日本を代表する経営者渋沢栄一は
「論語と算盤(そろばん)」といって
「孔子の心を持って、ビジネスをしなさい」
と教えてくれています。

つまり、お医者さんで言えば、
尊敬され、経営もできる人が必要です。

今日のメルマガでは、偉人の中でも、
中江藤樹(なかえとうじゅ)をご紹介します。

江戸初期、岡山に熊沢蕃山(くまざわばんざん)という偉い人がおりました。
独学で儒学(中国の孔子・孟子などの学問)を学んでいましたが、
もっと学びを深めようと、自分の先生を探していました。

師を求めて旅をしていた熊沢蕃山が、
たまたま泊まった京都のある宿でこんな話を聞きました。

つい5日前にある飛躍が夕刻その宿屋に客としてやってきました。
飛脚は自分が走るだけではなく、
大きな荷物の場合は、馬を雇って目的地に運送するのです。

その飛脚が宿に上がって、お茶をすすっていた時。

「あれっ、カ、カ、カ、カネを忘れた。
鞍の内側にくくりつけたまま忘れてしもた」

と、とんでもない大声を出して、宿の外に飛び出していきました。
が、馬もそれを連れた馬子の姿もそこにはありません。

宿の番頭が、飛脚に聞きました。

「さっき返した馬にお忘れですか」
「うーーん、殿からお預かりした200両が。。。」

と声にならない答えで、肩を落としてうなだれるだけでした。

「ばかだった。仕事に集中していなかった」

飛脚は、キョロキョロと馬上から薬屋を探していた
自分を悔やみました。重病の母のために、
この旅で薬も買っていきたいと思っていたからです。

しばらく悔やんでいた飛脚でしたが、
「もうカネは返ってこない。死んでお詫びをするだけだ」
と覚悟を決めました。

その当時は、治安が悪く、
追いはぎや雲助といわれる輩がたくさん出没しており、
お金が帰ってくることなど考えられないことでした。

ところが、1時間ほどして先ほどの馬子が馬をひいて
宿へひょっこり戻ってきたのです。
馬子に気づいた飛脚は、腰を抜かすほど驚き、
自分の目を疑いました。
確かにあの馬子だ。
継ぎ当てだらけの膝までしかない着物を着ている。

馬子は飛躍の顔を見るや、さっとお金を差し出しました。

「これ、お忘れものでしょう。中身を吟味してください。」

200両を確認した飛脚が顔を上げると、

「では、わたしはこれで失礼します」

と馬子は帰ろうとするではありませんか。

「チョッ、チョッと待って。
チョッとだけ待ってくれ、待ってください。
お礼をさせてください。
殿にこの話をしたら必ずお礼はしたのかと言われるに違いない。
この20両を受け取ってくれませんか」

飛脚が言うと、馬子はきっぱりと言いました。

「いいえ、そんなものは受け取れません」

「そんなこと言わずに。。。あなたは私の命の恩人です。
では10両だけ受け取ってください」

「いいえ、いただけません。人様のものは人様のものです」

「なぜ受け取ってくれないのですか」

「いただけません。当たり前のことをしただけです。
いくら貧しくても人様のものをいただくわけにはいきません。
そんなことをしたら村の先生に叱られます。
先生から、いつも心が汚れぬようにしなさいと言われています」

馬子の澄んだ目は近江の方の空を見ていました。

「一生懸命働いたら、先生はお酒を2合でも3合でも売ってくれますが、
真面目に働かないと、今日は酒を売らないと叱るんです。
ちゃんとしたことなら、
先生は私なんかにお金も貸してくれるんです。
馬を買うときもお金を貸してくれました」

「先生は、人様に頼らずに自分で生きて行ける
立派な人になりなさい、といつもおっしゃるのです。
先生は、こんな仕事をしている私を
一人前の人間として認めてくれるんです。
馬子も立派な仕事だ。お客様に喜んでもらって、
馬も自分の子どものように愛してやれと、
こんな私に、優しく丁寧におっしゃるのです」

「先生には、いろんな殿様からお金がいっぱいもらえる
仕官の誘いがたくさん来ているようなのですが、
先生はここがいいと言って、村を離れようとしないのです」

飛脚がどうしてもというので、結局馬子は5文だけ受け取り、
頭を下げて丁寧にお礼を言って帰りました。
宿まで忘れ物を届けるために引き返したことで、
ワラジがすり減った分だけいただくということになったのです。

宿の亭主からその話を聞いた旅の途中の熊沢蕃山が、
馬子の言う先生が中江藤樹だと知るや、
その足で京から近江に駆けつけて弟子入りをお願いしたのでした。

現代流に言うと、
熊沢蕃山が一生敬うメンターを見つけた瞬間です。

ちなみに、岡山に閑谷(しずたに)学校という
江戸時代からの学校が日本特別史跡として保存されています。
江戸の初めに岡山藩主であった池田光政が建てた
庶民のための学問所です。
そこには、熊沢蕃山や中江藤樹の資料がたくさん陳列してあり、
ゆっくりと見ることができます。
広くて静かで、歴史の匂いが身を包んでくれ、
心が温かくなります。
小生のお勧めの歴史探訪の場所の一つです。

つい、力が入って書いてしまって、長くなってしまいました。
もし、よいという声があれば、
またの機会に続きを説明させてください。

実は、もっといい話があるんです。

【お知らせ】

1、女性のための立志塾第4期生(本年10月〜来年3月)募集中です。
募集は9月17日まで。企業派遣歓迎。

http://kokucheese.com/event/index/291773/

2、一般社団法人彩志義塾のFBページです。

https://www.facebook.com/saishi.or.jp

3、社員の英語力アップのためにフィリピン留学をご検討の企業様は、
以下にご連絡ください。
小生が応援している志の高い、しっかりした学校です。

http://firstwellness.net

4、昭和女子大キャリアカレッジ
「女性のためのビジネススクール」
第3期生募集は、8月24日〜9月14日まで。

http://career-c.swu.ac.jp/requirements

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コメントをお待ちしておりま〜す。
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