「古川ひろのりの軍曹つれづれ草」~部下育成・女性活躍推進のお役立ち情報~

2015年7月15日

その6【連載コラム】女性が知らない「女性の強み」 その6

一般社員として評価されている女性は実力とともに女性らしさを備えている。
女性らしさといっても特別なことではない。
ちょっとした気遣いや優しさが、場の空気を和らげ、親しみを抱かせる。

『女性が職場で損する理由~賢くふるまう技術~』
(古川裕倫著 扶桑社新書)より

「若手らしさ 経営者らしさ 女性らしさ」

女性らしい人は魅力的だ。前回も少し触れたが、
女性らしさが見える人は得をする。

職場においてもしかり。がむしゃらに男と同じように働くことや、
すべての点において男勝りに働くことは期待されていないし、
魅力的だとも思わない。

そもそも体力的に勝る男性に、体力で勝負をする必要がないからだ。
男性だって女性に勝てない部分がたくさんある。
それを無理して女性に勝てといっても無理がある。
「女性は女性らしく」、「男性は男性らしく」働くことだ。

ダイバーシティとは、老若男女・国籍問わずであるなら、
それぞれがやはり違うと思う。

「若者らしく」がむしゃらに働いている男性は、
それなりに評価されるだろう。
現場や顧客に一番近いという仕事をこなすことが大切である。

しかし、管理職や幹部はそれだけでは価値がない。
リーダーシップを発揮するだとか、
会社全体のことを考えるだとか別の使命がある。
「幹部らしく」働くことが必要だ。
経営者は、会社のことだけでなく社会貢献も考える必要がある。
「経営者らしく」なければならない。

男性と女性がいて強い部分をそれぞれが役割分担をして、
若い人とベテランはそれぞれが自分の得意分野で
力を発揮することによって補完関係が成立する。
営業中心の会社が新人採用をする場合でも、
全員、猪突猛進型を選ぶことはあまりないだろう。
冷静に物事を考え、論理に長けた人も必要だ。

あなたの周りの「できる人」には
それなりの共通点はあるだろうが、
それぞれ違う強みを持っていることはおわかりだと思う。

職場で評価されている女性は、
女性らしさを備えている場合がほとんどだ。
ここでは男性以上に働くとか、
外国語がいくつも話せるというスーパーレディを
言っているのではない。ちょっだけ努力している女性でいい。

評価されている女性は、実力のほかに女性らしさを
備えている人が多い。易しさや気遣いであるとか、
周りの雰囲気をよくする人間らしさであり、
ちょっとした女性らしさである。
議論した後で
「でも、ここよくわからないのでまた教えてください」と、
にっこりされると、憎めない。

【古川ひろのりの一言】

KDDIは、社員全員(1万4千人)に、
退社してから出社するまでの11時間以上開けることを
促進する制度を始めた。
残業時間の縮小だけではなく、
1日のうちに一定時間休むことを重視している。
朝9時に出社しようとすれば、
その前日は午後10時までに仕事を終わらなければいけない。

このような工夫は、生産性の向上に貢献すると思う。
日本の工場は生産性が高いが、
ホワイトカラーの生産性はまったく上がっていない。
いつまでたっても残業だらけの国である。
ちなみに、OECD34国で日本の1時間当たりの労働生産性は、
20位である。情けない。

こういう考えは、女性活躍にも貢献する。
残業文化の中では、時短制度があっても、
実際には周りに遠慮して帰りにくい。
管理職も若手男性もサッサと帰り、女性も時間内に、
生産性を上げて成果を出すことが必要と思う。

【お知らせ】

1、滅多にない動画です、お恥ずかしい。
「笑ってくだされ(お放しくだされ)、梶川殿」

その答えは

2、「早割ラストコール」。
女性のための立志塾第4期生(本年10月〜来年3月)募集中。
早割は、7月17日の申し込みまで。企業派遣歓迎。

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一般社団法人彩志義塾(さいしぎじゅく)代表理事
「世田谷ビジネス塾」塾長 古川裕倫(ふるかわひろのり)

携帯:090-2432-2799
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在日米国商工会議所のWomen in Businee Summitレポート

2015年7月3日

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【在日米国商工会議所Women in Business Summit】

今日は、女性活躍推進の連載コラムをお休みして、
一昨日私(古川)が参加した在日米国商工会議所の
Women in Businee Summitについてレポートします。
1、(そもそも)在日米国商工会議所とは

1948年に日本に設立された米国商工会議所。
The American Chamber of Commerce in Japan (ACCJ)。
拠点は、東京、大阪、名古屋。
http://www.accj.or.jp/ja

会員は、約1,000社、3,000人。
おおよそ、米国の会社が3分の1、日本の会社が3分の1、
その他の国の会社が3分の1。

会社としても、また個人としても参加できる。
個人の年会費は、75,000円。

講演、セミナー、同業者との懇親会など数多くのイベントが、
東京アメリカンクラブやホテルで行われている。
ランチオンが多いが、今回のように丸1日のサミットもある。
2、Women in Business(WIB) とは

WIBもその一つであるが、ACCJには、
職種や産業別の60を越える委員会(コミッティー)があり、
それらがイベントを企画している。

WIB は、3年前に作られた。
日本で働く女性の活躍推進が目的。
外資だからといっても必ずしも外国ほど女性活躍が
進んでいるとは言えないのだろう。

WIBは、日本で活躍する女性リーダーや女性活躍を支持する
経営者などの講演やワークショップを主催している。
私が参加した講演は、ANAホールディングズ、
サントリーホールディングズの社外取締役の小林いずみさん、
LIXILの藤森社長、他。
3、第3回WIB Summit(2015年6月29日)

場所:ANAインターコンチネンタル 地下1階大宴会場
参加者:約700名
進行:
09:00~オープニングセッション(ケネディ大使、安倍首相)
10:45~分科会(分かれて次のイベントに分散)
■「女性リーダーとして成功を収めるには」
■「多様な人材の強固なパイプラインの確立と維持」
■「成功する女性のウィン・ウィン交渉術」
■「ワークスタイルダイバーシティ、発見、開発、活用」
12:30~パネルディスカッション「変革を狙う男性リーダー」
13:45~ランチセッション
15:30~分科会
■「男性陣の役割」
■「理系女子ーサイエンス、テクノロジー分野に働く女性」
■「成功する女性のウィン・ウィン交渉術」
■「ワークスタイルダイバーシティ、発見、開発、活用」
17:15~閉会、カクテルレセプション

スピーカー・パネリスト(敬称略):
ケネディ米国大使、安倍晋三首相、
キャシー松井(ゴールドマン・サックス)、
サシン・シャー(メットライフ)、青野慶久(サイボウズ)、
藤森義明(LIXIL)、桜田謙悟(損保ジャパン)、
デイビッド・スミス(ジョンソン・エンド・ジョンソン)、他。
4、所感

ケネディ大使は、さすがに品位が高い。
ケネディ大使の基調講演のあと
「スペシャルゲストをお招きしています」
「スペシャルゲストは、少々到着が遅れています」
とアナウンスがあり、
到着するまで安倍首相とは言わなかったサプライズでした。

「ケネディ大使にもこんにたくさんSPがいるんだ」と最初思ったが、
ごっついオジサンたちの半分は、首相の護衛であったか。

スピーカーは、それぞれ影響力があり、
女性参加者を大いにインスパイアーしていた。
日本では、これらの人たちの意見がまだまだ
メジャーではないのが残念であるが。

しかし、ACCJもWIB委員会もたいしたものです。
大使に基調講演を依頼し、一国の首相を駆けつけさせるのだから。
実は、昨年のサミットにも安倍首相が来ている。
いやー、たいしたものです。パチパチパチ!

こういうイベントをやってのけるのは、
力強いスポンサーがいることも一つの要因ではないかと思う。
蒼々たるグローバル企業がACCJの有力スポンサーとなっているが、
大きいイベントにもスポンサーがついているようだ。

ここで今回のスポンサーをここに挙げてみたい。
デロイト・トーマツ・グループ、ドイツ銀行グループ、
ダウ、メットライフ、AIGジャパン、ブルーンバーグ、
ボーイング、キャタピラー、CBRE、日本コカコーラ、
日本イーライリリー、EYジャパン、ギャップジャパン、
JPモルガン、ジョンソン・エンド・ジョンソン、KPMG、
LIXIL、マクドナルド、モンデリーズ・ジャパン、
モルガン・スタンレー、Northrop Grumman、
ロバート・ウォルターズ・ジャパン、
ステート・ストリート・コーポレーション、トイザらス。
この中に、たった一社しか日本オリジナルの会社がないのが、
たいへん残念(LIXILさん、ご立派!)。

グローバル人材を増やすためにも、
ダイバーシティや女性活躍を推進するにも、
このような場に日本企業も多いに参加してもらいたいと思います。

ACCJのイベントに参加するたびにたいへん残念に思うことは、
「日本や日本人は変わらない」「変化に対応しようとしない企業が多い」
などとノンジャパニーズが当たり前のように指摘し、
それを聞いている日本人が「そーなんです」みたいな顔をして、
半分あきらめ気味に受け入れていること。
日本人もホントにやる気になれば、変われるのに。
幕末から明治にかけて、日本人は、日本を変えた。
それもすざまじく、アッという間に。
【昭和女子大キャリアカレッジの男性向けイベントのお知らせ】

昭和女子大学(坂東眞理子学長)の昭和女子大キャリアカレッジは、
男性管理職向けにワークショプを行います。
「タテマエだけじゃ未来は作れない!
男性マネジメントが本気で議論する女性活躍の未来」。

女性を啓蒙しても、男性中心の管理職を変えないと、
女性活躍推進は進みません。
一般社団法人彩志義塾も、男性向けの啓蒙講演を提供しており、
大いに共感します。

今回ご紹介したACCJのサミットでも日本社会について、
するどいコメントがありました。
「ガラスの天井でも、竹の天井でもない。男性の岩盤が女性の頭上にあるだけだ」。

参加をご希望の方は、直接お申し込みください。
http://career-c.swu.ac.jp/news/
【彩志義塾からちょっとだけお知らせ】

■女性活躍推進の講演・研修お問い合わせも、
このメールに返信していただいて結構です。

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早割は、7月17日まで。企業派遣歓迎。「彩志義塾」で検索ください。

■社員の英語力アップのためにフィリピン留学をご検討の企業様は、
ご連絡ください。小生が応援しているしっかりした学校をご紹介します。

■併せて「このメルマガ読んでるぞー」とのお言葉も
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「古川ひろのりの軍曹つれづれ草」~女性が知らない女性の強み(その5)~

2015年6月17日

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【連載コラム :女性が知らない女性の強み(その5)】

あからさまに「女性らしさ」を求められると
不快な女性もいるかもしれないが、笑顔と女性らしさが少々あれば、
女性は多くの場所で華になる。
好印象を持たれて得をする「女性らしさ」は武器になる。

『女性が職場で損する理由~賢くふるまう技術~』
(古川裕倫著 扶桑社新書)より

笑顔が持つ華やかさ

笑顔の素敵な女性はどこでも輝く華だ。
世界一の笑顔でなくても普通の笑顔ができて、
日本一の女性の鑑でなくとも女性らしいところが少し見えると、
いろんな場所で輝いて見える。

男だって暗い顔より笑顔でいる人のほうがいいが、
女性の笑顔にはしょせん勝てない。
男も男らしいほうがいいに決まっているが、
男らしさと笑顔だけでは男は輝かない。
もっとたくさんの要素が期待される。

自然な笑顔ができる女性は、宴席や異業種交流会などを見ても、
男性に比べて得をする。華やかさがあるからだ。

宴席に女性がいると話の内容が幅広くなる。
「うれしい」「楽しい」「面白い」など、どう感じたかの
喜怒哀楽に関わる表現が増えて、楽しい話が倍増される。
普段の出来事でも、何かを発見したり、
違う見方を表現したりするからだ。
「へー、そんなこと知らなかった」
「あんなふうに思うんだ」と男は感心してしまう。
「よく、あんな小さな話題で話が続けられるな」だとか、
「関連する次の話をよく思いつくなぁ」と
気が付く男性はそう思っている。

男だけだと、何をしたかだとか、何が起こったかという
事実の羅列が中心で、話に広がりが出ない。
せいぜいコメントは「仕方がないよな、それは」
「よくあることだよ」「やってられないよ」などで終わりだ。
かなり仲がいい者同士でも、しょっちゅう会っていれば、
すぐ話題枯渇である。
だから、男はクラブやスナックなど話し相手のいるところに行く。
そこで女性に話題を提供してもらう。
最近は話し続けていなくてもよいダーツでもやるわけだ。

女性がいれば、感性の広さと話題提供能力によって、話がはずむ。
喫茶店で話している男同士を観察してみるとわかるだろう。
ほとんどの場合、仕事の話をしていて、業務連絡が終わると
会話終了となる。

感性と話題提供能力に、笑顔と女性らしさが少々あれば、
華となるのだ。

異業種交流会などでは、女性は圧倒的に得をしている。
せいぜい自己紹介と仕事のことしか語れない男性と、
硬軟交えた話題や感想を表現できる女性との違いだ。

女性であれば、どんなに暗くても無口でも、
得をするとは言っていない。
多少の笑顔と女性らしさがあれば、得をするということだ。

会社の中でもそう。
廊下で自分の上司のさらに上の上司や重役にすれ違う場面などは
男女で大きな差が見られる。
女性はにこやかに偉い人と普通に話ができる。時節の話題も含めて。
男性は、偉い人に会ってもせいぜい挨拶をするくらいで
ひと言も発せずテンパっている。そもそも仕事のことしか
思いつかないので、現場の上司以外とは話せないのだ。

だから女性は会社の年輩幹部からも受けがいい。
かしこまって、ひと言も話せない男性より、
気軽に話してくれる女性がいいと思うわけだ。
すれ違いざまに偉い人に気軽に話しかける女性も、
テンパッている男性も、どちらもあなたの周りにいるだろう。
これを利用しない手はない。(次回に続く)

【古川ひろのりのつぶやき】

企業は、女性役員登用の数値目標を持つべきと思う。

ノルウエーは、2003年以降、経済界の反対を押し切って、
取締役の一定割合に女性を登用するよう
企業に義務づける法律を定めた。クオーター制と呼ばれている。

日経新聞にピンク色の「W」」の文字が目立つようになって
2、3年経つと思うが、
女性活躍推進がいい調子で進んでいるとは言いがたい。
私は、
(1)会社や社会の理由
(2)男性管理職の理由
(3)女性自身の理由
の3つが、絡まった毛糸のようになっていると思っている。

その一つだけを言うと、数値目標。上
場会社での女性管理職登用で数値目標を出しているのは、
まだ全体の半数ぐらいである。

しかし、事業計画に数値目標がない上場会社など聞いたことがない。
経営者のほとんどが男性であるが、
やはり男性は数字ないと経営できないのでだ。

女性登活躍推進に真面目に取り組んでいる会社は、
なんらかの数値目標を出そうと考える。
残念ながら「総論賛成、各論風まかせ」で、
世間体だけしか考えない会社が多いようだ。

「我々の業界は昔から男性社会である」
「ウチの会社は特別」といっている会社が多いのも現実である。
少しずつでも進歩したらいいのに、情けない。

2020年30%の女性管理職比率でなくてもいいし、
数値はもっと低くてもいいから、
目標を設定して、(事業計画と同じように)発表してほしい。

取締役会で目標を決めようとすれば、当然、
採用、評価、教育など大きな方針に変化がある。
だから、数値は低くても、共有できる目標を決めることが大切である。

それでも日本企業ができないなら(やらないなら)、
クオーター制しかないねー。
今はクオーター制論者ではないが、論者になってやるぞー。

【ちょっとだけ宣伝とお願い】

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「古川ひろのりの軍曹つれづれ草」~女性が知らない女性の強み( その4)~

​2015年6月3日

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【連載コラム :女性が知らない女性の強み( その4)】

何事も仕事が中心になりがちな男性に比べて、趣味、家庭生活、子育て、仕事……
生き方の選択肢が多い女性は、総じて「仕事は仕事」と割り切ることができる。
この「割り切れる力」が侮れない。

『女性が職場で損する理由~賢くふるまう技術~』(古川裕倫著 扶桑社新書)より

午後5時までの付き合いと割り切れる力

知り合いの優秀な女性経営者Mさんは、午後5時までの付き合いの人と、
そうではない人を分けておられる。
Mさんはこれを「5時までは我慢給」と呼び、
仕事の時間だけお付き合いをする人と、
そうではない人をしっかり区別しているそうだ。

過去にいろんな経験をされて、この考え方に至ったとのお話だった。
ある会社を経営されてきたのだが、過去に、
数人の従業員が言うことを聞かないばかりではなく、反乱分子と化して、
会社が統率できなくなるほど社内的にギクシャクして大変悩まれたそうだ。
結論として、自分が持つべき対人関係をしっかり区別したという。

5時までの人と割り切ってしまうと、仕事上の指示、連絡、相談などは
「イヤな気持ち」を引っ張らないで、会社の仕事と割り切って
仕事上のお付き合いがうまくできるという考え方である。

総じて女性のほうが「仕事は仕事」と割り切ることができると思う。
それには、生き方の選択肢が多いということもあるだろう。
結婚して子どもを育てる、仕事で一旗揚げる、趣味に生きる……など。
どれも後ろ指を差されることではない。
しかし、男性は、結局、仕事で成功しないとダメだと
烙印を押されてしまうという強迫観念を持っている。
人間関係も含めた愉快、不愉快のすべてが仕事の延長で発生してしまうのだ。

一般的に男性は論理的、女性は感情的であると言われており、
それには特に反論はない。
おそらく、職場においてもその傾向はあると思う。
旅行に出かけても、そのルートや具体的な事柄を主たる記憶とする男性と、
心に残る場面を思い出として持つ女性の違いがある。
子犬や子猫などの小動物をかわいいと思う気持ちは女性のほうが強いし、
かわいいものを買ったり身に着けたりしたいのも女性。
男性はかわいらしさより機能性を求めるものである。

ここで言いたいのは、特に優秀でなくとも普通に仕事をこなしている女性は、
「感情的だからどうのこうの」
と言われるほど業務上の問題を引き起こさないということだ。
ましてや、5時までであれば、それが問題になるとは思わない。

そもそも仕事はそんなに難しいものでも何でもない。
経営であろうと、営業であろうと。極端に言うと、
学生時代に成績が悪くても、ひどい性格の男性であっても、
スーツを着ていて、最低限のビジネスマナーを身に付けていれば、
営業や一般的な仕事はできるものだ。
やる気があるか、ないかだとか、
自信を持っているとか、いないことでもっと差が出る。

男性に比較してそもそも優秀な女性が、
一般的な業務的能力に劣るなどはあり得ないことだ。

【古川ひろのりのつぶやき】

デンソーの「早めの出社、社食は無料」(5月12日日経)

「デンソーは、朝型勤務の促進で、
フレックスタイムのコアタイムを1時間短縮し、
午後8時以降の残業を禁止し、
さらに午前7時から7時30分に社員食堂で無料朝食を提供する」

たいへんいい話ですね。日本の企業は、もっと生産性を上げて、
社員が早く家に帰れるようにするべきと思います。
学校に通う子どもの迎えにも行きやすくなし、家庭での会話が増える。

朝食を会社で出すのもいいアイデアですね。
朝食を家で作る時間も要らなくなる。
そもそも、最近ではコーヒーや軽食を会社の費用で提供している
会社もあるようで、この辺りは古い考え方にとらわれず柔軟性が欲しいところです。
たしか、アップルジャパンでは「りんご」がただで食べられるらしい。

伊藤忠も早出を推奨し、残業を減らそうとしています。
たいへん結構なことです。これまでの日本企業ような残業べったりは、
生産性が高まらず、だんだん世界の競合に勝てなくなってきます。
何時間働くかではなくて、
一定の時間にどれだけの成果が出せるかを考えるべきです。

女性も長時間働けることが必要なのではなく、
成果を出すことが大切だと思います。

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古川ひろのりの女性活躍推進~女性が知らない「女性の強み」その3~

見た目の美しさの追求だけでなく精神面、教養面の豊かさを求めて、女性は自分への投資を惜しまない傾向が強い。

素直に学ぶ姿勢も、若い頃は特に有意な性差と言えるのではないだろうか。

『女性が職場で損する理由~賢くふるまう技術~』
(古川裕倫著 扶桑社新書)より
◆自分のお金でセミナーに行く向上心◆

ポケットマネーで講演に行く女性は偉い!

以前、ある出版社が主催する坂東眞理子先生の講演会に行った。200名ぐらいの女性参加者で満員。男性は私を入れて2名だけ。
会費は3000円で、ほとんどの参加者はOL風だった。

坂東先生は『女性の品格』や『親の品格』を書かれているが、当日は「働く女性の品格」というテーマの講演だった。
女性が今よりもっと輝いて生きるためにという観点から、さわやかな笑顔の中にも説得力のある素晴らしい講演を聞かせていただいた。

講演後、会場から出てくる女性たちの目はグンと輝いていた。講演でたっぷりと元気とやる気をいただいたという感じだ。
会場の建物を出た辺りで自分の前を歩いている女性2人組から「あなたは聞き上手だからね!」という会話が聞こえてきた。

講演後、質疑応答の時間があり、「どうすれば目上の男性へのスマートな付き合い方ができるか」
との質問があった。「尊敬の念を持って接すること。手柄話を聞いてあげると喜ばれます」
と坂東先生が答えられたのだが、その部分の延長線上の会話かもしれない。
そのときの私自身は、恥ずかしながら、手柄話を有頂天でしている自分の姿を想像して一人苦笑していた。

男性は、会社や上司に言われるとしぶしぶ講演会に行くだろうが、そもそも講演などに行きたがらない。
会社の研修にしても同じ傾向がある。

男性は、会社の金でしか講演会に行かないが、女性は自分でお金を出してでも行く。
自分への投資という大事なことをわかっているのだ。

男性は、酒代やタクシー代は毎晩のように払っても(私の問題そのもの、笑)、講演会に払う数千円を自分に投資しないのだ。

教えられるという授業スタイルを嫌いな男性が多いことも一つの理由かもしれない。
本を読めばそれでわかるという人もいるだろう。本は読みたいときに読めるし、講演会に行ったら途中退場も気が引けるということがあるかもしれない。
でも、これは女性にとっても同じことだ。

男性も、女性を見習って学ぶということをもっと素直に謙虚にできるようになればいいのにと思う。
すべての男性がそうだとは言わないが、素直に学ぶということができるのは少し年をとってからだろう。
自分がモノを知らないということを自覚して、講演に行くことを恥ずかしいと思わなくなれば、学ぶ姿勢が出てくる。
若い男性の場合、仕事を自分がやっているんだという“いきがり”みたいなものがあるのかも知れない。

私は自分も講師として話をするが、他の方の講演もしょっちゅう聞きに行く。
著者が自分の思いを自分の声で語るのと、本に書くのとでは、違う。ただし、正直に申し上げるが、若い頃はほとんど行っていない。

講演会は、臨場感があるし、同じときに同じ空間で語り手と聞き手が一緒にいるということがいいのだ。
レコードを聞くこととコンサートに行くことの違いかと思う。

目の前の仕事をこなすことや、せいぜい本を読むことが勉強だと思い込みやすい男性と、
カルチャー教室に若い頃から参加する女性の違いだ。
女性は若いうちから自分のお金で学びを素直に受け入れる能力が高いと思う。

(次回に続く)